帰って来た。おばあちゃんが皆に、一人一人の名前を手書きした封筒に入れたお小遣いをくれた。まだ小学校に上がってもいない小さなお子ちゃまにも、とにかく親戚一同全員にだ。ワシ等は「元気にちょっとでも長生きしてねー」と握手をした。さっき弟が車の中で封筒を開けてみたら何と10万円!も入っていた(ワシはまだ何となくその気になれずに未開封のまま..)。おばあちゃんは本当に身辺整理を始めたのかも知れない。何だか今涙が出そうだ。寂しい気持ちは嫌いだ。


ワシは一人で何かをするという事が全く嫌いではない。一人で行動したり一人で過ごしたりする事は、その気楽さ加減がむしろ大好きだ(誰かにハッキリと疎まれたり憎まれたりしていない状況下で、という前提有ってのハナシだが)(そして実際、よく..というか殆ど?一人で気の赴くままに行動しているように思う..それは単にワシがワガママだからだとも人は言う..)。そういう事で寂しいなどと感じる事は、ワシには多分昔から全く無い。でもこういう、どうにもならない、もっともっと深い、心の根っこの部分で感じる孤独感というか寂しさには本当に敵わない。


突如大雨が降り出した。外は黄色っぽいような妙〜な色になっている。雷もまた鳴り出している。コンセントを抜いておいた方が良いかも知れない。