一気に読んだ。『アドルフに告ぐ』(手塚治虫文春文庫ビジュアル版全五巻)
主人公峠草平のキャラクターに救われる思いがした。このキャラクターがいなかったら(って主役なんだけど)とても辛過ぎて読めない。
以前読んだり観たりした『総統の子ら』(皆川博子asin:4087746674)やら『スパイ・ゾルゲ』やらを思い出した。映画の方は結構トホホな作品になっていたが(こういう事があった、とザックリ見る分には構わないが、映画としてあれはどうだろう..?)、皆川博子の『総統の子ら』はまた是非読みたい。人にも猛烈に薦めたい。あれはスゴイ作品だよ。前屈みになり過ぎて本に頭埋める勢いで読んじゃうよ。単純な言葉じゃとても表現出来ない気持ちになるよ。