紅白に飽き(^^;自分の部屋へと戻って来たので更新。
午後、テレビで京都南座顔見世大歌舞伎の中継録画を流していたので見た。片岡仁左衛門贔屓なので『身替座禅』に合わせてテレビ前に駆けつけた。何故か仁左衛門が右京、尾上菊五郎玉の井だと思っていたのだけれど逆だった*1。立役専門な(イメージ..)仁左衛門玉の井、兼ねる役者な菊五郎が右京、観る前から楽し気な配役。
私が高校時代?だったかに初めて観た仁左衛門@当時片岡孝夫のナマの舞台の一つがコレだった。仁左衛門@当時孝夫が右京、玉の井をやっていた役者が顔をとてもコミカルに作っていたような記憶がある。今日の仁左衛門はただ白く塗っているだけだったが、元々の身体の、ゴツさというか男性らしさがそのまま活かされていて、尚且つ可愛らしい感じが非常に出ていて面白かった。
市川亀次郎がかっちり正しく可憐で目を引いた。


続いて前回放映時に見逃した平成中村座、ニューヨーク・リンカーンセンターでの『夏祭浪花鑑』を。随分色々と変わった演出がなされており、興味深く、また楽しく観た。これまで、そういう"新しい試み"に対して特に関心は無かったのだが、あれはあれで中々に有意義だと思った。
中村勘九郎はやっぱり華が、そしてパワーが有る。好き嫌いは置いておいて、とにかく目が行ってしまう。以前観た時にも思ったけれど中村七之助が可憐で目の保養。今後ガンガン上手くなって欲しいなーと。中村橋之助、美味しい役@徳兵衛でもあったし素敵だった。錦絵のまんまな感じ。三婦@坂東弥十郎がカッチョイイ。つかあの衣装@後ろに雲竜の浴衣がメチャクチャ素敵。


やっぱり歌舞伎って面白いなー。
明けて二日にも、午後七時から初芝居の生中継があるので見逃さないように。

こんなサイトでチェックとかもどう?→ 社団法人 日本俳優協会

*1:尾上家の芸って言われる演目@新古演劇十種の一つなんで考える迄も無く当然なのかな?